juice or quince

テレビとかいうオワコンでマイクロファイバーとして働く

テレビマンが一生カメラを止めるな!を作れない理由

ども

 

最近体重測ったら2kg増えてました。

そんなにどか食いした記憶ないんだけどなあ…

まあ最近収録なかったし頭もさほど働いてなかったのかな

 

まあそんな働いてない頭で企画を考えようとしたんですね先月

 

企画って1人で書ける人というのはまずいなくて。

編成っていう番組表を組む人、あと放送作家という

ネタだしからパワポづくりまでぶっちゃけ振れば何でもやってくれそうなひとがいて

 

その手を借りながら作るって感じなんですけど

 

Qなんで最近のテレビはみんな一緒なんですか?もっと個性を出そうとは思わないんですか?

A出したいのは山々ですが編成がそれを許さないので尖った企画を出しても全て角を取るように修正されるかまず会議を通りません

 

Qなぜ角を取られるのですか?

A編成とか偉い人というのは「派手でわかりやすい(=画が見える)」というのが大好きだからです。

 

Q派手でわかりやすいというのはどういうことですか?

穴に落ちるとか釣り上げられるとか押すなよ押すなよそういうことです。

あと明日から使える小技とか勉強になるとかそういうことです。

ラベリングも大好きですよね。○○な人!とか○○な女!とかね

 

Qそもそも会議ではどうやって企画を決めるのですか?

A企画書という名のパワポを出します

おじさんたちがパワポを見ます

表紙→2枚目

ここで引っかかったら次のページへ

引っかからなかったらその後は読まずに次の企画へ

 

 

 

 

わかりました?

だから2ページでわかるものしか通らないんですよ。

まあ広告とか他の企画でもよく「一言で表せるものが最強」とかいうしよくわかるんですけど

番組ってコンテンツでありエンタテインメントのはずなので

どちらかというと小説とか映画の仲間だと思っていたので

この決め方は結構色んなものを捨てている気がします、それでこそテレビ!ならいいんですけど

もうそんな時代でも無くね?っていう

 

カメラを止めるな!は今年(テレビマンの中でも)最も高く、広く評価された映画だと思うのですが

あれ2枚に収めたらクッソつまらないですよね?書かないですけど笑

そういえばFLASHでしたっけ?ご丁寧に数行にまとめて原作()と比較するために展開を表にしてくれてましたよね

あれ読んで面白い!見たい!って思います?

 

絶対思わない。

あの記事読んで「何でヒットしてんの、アホ?」と思った未見のひと結構いるんだろうな(遠い目)

 

でもそんな形で企画を評価しているのが今のテレビ局なんですよ。

 

そりゃ下世話な話とか身体張るお笑い()とか対立を煽る説教番組or怒涛の家事テクニック紹介とか恐怖を煽る医療番組とか、ドラマも漫画実写化祭りとかそんなんになりますよね。

だって2ページで決まるんだもん。しょうがない。

 

だから、どれだけテレビマンがカメ止めに憧れてもテレビという土壌からああいった作品は絶対に出てこないわけです。

まあ一部、ごくごく一部に

そういう2ページでは収まらないような番組もあります。

 

 

が、その大抵は「○○が演出」とか「○○が脚本」って頭文字があるはずです。

 

てもそんなのくっそ一握りですよね。そこに辿り着くまではありきたりで擦り倒した内容を今までと違うように見せるテクニックだけが問われるのです。

 

まあわかりやすいのはいいことでしょう

2ページで決めるのもいいでしょう

 

ただ、それってYouTuberに勝てます?ネットに勝てます?

極論ですよ。僕はヒカキンの動画最後まで見れた試しがないし全然好きじゃないですけど

YouTubeの動画の判断ってもっと短いと思うんですよ、YouTubeの広告の判断のスピードとか

YouTubeなんかサムネ見た一瞬、タイトル見た一瞬で選別していきますよね。勝てるか?っていう

 

んでもって派手なTHEお笑い番組

あのノウハウはテレビ局のものだ!

 

あーはい

そうだとしましょう。

ドキュメンタルより派手にやれますか?

戦闘車より派手にやれますか?

YouTuberより捨て身でやれますか?

 

それこそ世界の果てまでイッテQのQ Tubeなんかわかりやすい例で

元ネタの動画より規模は少し小さく、ヘルメットを被って、あとはまあ芸人さんの度量で成立してるわけじゃないですか。

 

でも今までテレビ演芸に寄与してきたテレビスターたちを含む芸人たちのネット進出は加速してきてますよね。もしかしてQtubeもリアルタイムで見てた人数よりも違法垢などで拡散されている動画の再生回数の合算の方が上かもしれないよね、っていう。

 

ネットを敵視していない。

各局偉い人がよく言ってますよね。

でも今のお金の稼ぎ方=CM枠の販売=リアルタイム視聴の人数

であることには変わらないんだからネットを見ているからテレビは見ないという選択を(無意識にも)されている時点でやっぱ敵なんですよ。

ネットと共存していくためのマネタイズが全然できてないわけだから。まあ番組で稼ぐのは諦めて他の事業で取り返すってのは幸か不幸か既にいくつかの局がやってますが

 

まあテレビというメディアが死んでもネットで作ればいいじゃない、ネットでもスタンスは変わらないよ

 

って偉い人が口を揃えて言ってるんですけど

僕は限界があると思うんですよ。2ページ思考の番組づくりは。

 

現に今日本のネットバラエティって2ページ思考で作られてるものが多くてそれすなわち「地上波ではできないこと!」なわけじゃないですか。

楽ですもんね。最高にわかりやすい。「地上波ではできないこと、やります!」それが派手さかゲスさかわからないですけど大体その要素を含んでいて、あとは見せ方や演者が違うだけで根本は一緒なんです

ある意味netgeekとも共通するよな。

 

だから割と早い段階で地上波ではできないネタは尽きると思うし

ネットでもできなくなることは多分増えていきますよ。

 

だからネットに乗り込むときには

2ページ思考以外のものを持ってないと勝ち目無いと思うんです。

 

そんなこと考えてる人ってどれくらいいるんだろうか、テレビ局。

 

偉い人に企画について相談したとき言われました

「新しい何かってのは無理。今あるものをあたかも新しいかのようにどうやって見せるか、それが大事」

「本当にやりたいことは10年先に取っておけ」

 

10年後、テレビありますか?

10年後、テレビマンいますか?