juice or quince

テレビとかいうオワコンでマイクロファイバーとして働く

バラエティと編集室という名の潜水艦

「イエローサブマリン」の画像検索結果

ども

 

みなさんいい朝を迎えてますか?

僕は今、光の全く刺さない部屋に軟禁されているので

今日が晴れなのか曇りなのかもわかりません。

編集です。

 

テレビに不可欠な「編集」作業。

いろんな呼び分け方があるのですがその1つとして

「サブだし」「本編」というものがあります。

日本のバラエティ番組の多くが

①スタジオ収録でVTRを見て出演者がリアクションを取り

②その様子を撮影したものを更にカットしたり前後させたりして

1時間ないし2時間などの放送の尺に編集するというものです。

 

①で出てくるVTR、収録に出すVTRを「サブだし」

①のVTRとスタジオの様子をまとめて編集して実際放送されるのが②「本編」です。

 

僕が今軟禁されているのは「サブだし」です。

「サブだし」というのは、簡単にいうと「○○の説」とか「お祭り企画」みたいな

1コーナーであり、それぞれ担当のD、ADがいます。

 

スタジオでそれを流した後オンエアに向けて「本編」編集をするのは

大抵「枠D」と呼ばれるちょっと偉いDで

それをチェックするのが「総合演出」とか「プロデューサー」ってやつです。

 

「え?総合演出って総合的に全部演出するんじゃないの?」とお思いの方。

そんなことをしていたら総合演出は死んでしまいます。

 

某テレビ演芸の作り手も名乗ってますが、監督みたいなもんです。

プレイヤー(=D)に指示を出したり咎めたり、そういう存在です。

「ここは面白くないからカット」とか「そのテロップダサいからアウト」「再撮」

プロデューサーは金や人間関係を握っているので少し違う観点から突っ込みます。

「金かかりすぎ削れ」「このひとの表記には気をつけて」とか。

何つーんすかね、軸というかトーン&マナーというかまあそういう感じなんです。

 

だから、あなたがもし「ここでこの音楽使うのマジナイス」と思ったら

その大半は総合演出ではなくSEという音つけるひとのセンスだし

「この言葉のチョイスいいわ〜」と思ってもDのセンスだったりします。

これは僕自身がこの業界に入ってから一番ひしひしと感じたことなのでマジです。

 

でもそれにGOを出せるのは総合演出しかいないのです。

スポーツとは真逆ですね。

テレビ界には視聴者の知らないメッシとかイチローとかいるんだけど

基本的にはマラドーナとか原監督しか認識されてないよという切ない現実です。

 

ちなみにテレビ業界には

視聴者も名前を知っているという

有名な総合演出やプロデューサーと呼ばれる方が

何人かいますが、共通項はみなキチガイです。

局も世代も番組のテイストも超えて大概キチガイと呼ばれています。

悪口ではないのです、ある意味敬称かもしれない。

本人の前では死んでも言えない敬称とは()

 

で、僕なんですけど昨日の10時からずっと軟禁されてるんですね。

もう30時になりました。

テレビ業界には34時があります。

2日目の10時って意味ですね。

日をまたいで働くときに出てくる数字で、勤務表にもマジで

2月10日 10〜33

2月11日 9〜

みたいな感じでつけますからね。

 

ちなみに僕の今作っているVTRが何分かわかりますか?

①30分

②20分

③10分

 

正解は・・・

 

 

 

 

 ↓意味もなく白くしといた

③10分!!!より短くなるかも

 ↑

 

34時で終わりじゃないですから

34時になった瞬間に10時としてリセットされて

また次の34時まで編集する予定なんですよ

 

で、次の34時までの間にナレーション録りとか

MA(音の調整)とかやって34時=10時になって

15時から収録やって解放されるのが多分23時とかですよ?

書いててもう意味わかんないですもんね。

 

僕この前整体に行った時に

担当の方が元自衛隊だったそうで

潜水艦が一番きついらしいって話になり

「いやだって日は刺さないし狭いし寝る場所もあれですからね」

「確かにそうだなー・・・・・ん?」

 

 

 

編集室と一緒じゃん!!!!!

(もっと言えば僕の場合、普段いるスタッフルームも日が差さない)

 

「あと潜水艦って潜む存在なのでいつからいつまでどこにいるとか言えないし

 閉鎖空間で人間関係が続いていきますからね・・色々ありますよ」

 

終わりなき戦い的にはドラマよりもバラエティの方が

朽ち果てるまで続くんだから似ているかもしれないなあ・・

 

バラエティとドラマの偉いおじさん両方言ってましたけど

「ドラマはロケの間はめちゃくちゃきついけど終わりがあるし

 物語の終わりという形で綺麗に締めくくれる」

「バラエティが終わるときは面白く無くなって数字落ちたときか

 何か不祥事があって打ち切りになるときだから綺麗に終わることはない」

これは本当、時代関係なく通じる珍しい真理なんじゃないですか。テレビの。

 

長寿番組の方が絶対しんどい。ネタ尽きてくるから。

イッテQだって超安定の長寿番組だったじゃないですか。視聴者からすれば。

でも実際はあんな感じで

ネタ尽きてくると無理くり作ることになるんです。朽ち果てるまで。

 

イッテQのニュースとか正直見たくないけど

目に入ってくること多くて、なんか相殺したくて僕の中で

♪仕込みとやらせ〜の間には〜今日も冷たい雨が降る〜

 君が笑ってくれるなら〜僕は悪にでもなる〜 って替え歌生まれましたからね

 

「潜水艦はやっぱ自殺者も出ますからね」

「へ、へえ・・・」

 

さあテレビ業界への就職を目指している諸君!

すぐにESを捨てろ!!!!破り捨てるんだ!!

テレビという海の底で生き絶えたくなければな!!!